Who I am

2005 東京工業大学大学院 博士課程修了、博士(工学)
2007 徳島大学大学院 ソシオテクノサイエンス研究部 助教
2015 東京工業大学 准教授

専門:都市・緑地計画史、農業景観と農村活性化、石積み

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都市・緑地計画史

研究対象:主に戦前期の都市計画、緑地計画

社会のさまざまな課題を解決しようとするとき、視野を広く取ってみると解決の糸口がみつかることがあります。広く視野をとる方法には、海外に目を向けることのほか、過去に目を向ける方法もあります。今の社会の価値観から少し抜け出して、客観的に「今」を見てみるということです。これからの社会を創造するため、歴史的アプローチで研究を進めます。

著作:都市の緑はどうあるべきか(技報堂出版) link

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農業景観と農村活性化

農村の風景は、農村の文化や生業の姿です。私たちの研究室では、農村風景を表層的なカタチとして扱うのではなく、文化や生業、エネルギーバランス、持続可能な環境利用の方法の総体として扱おうとしています。
また、農村は農村だけで成り立っているのではなく、野菜や木材の生産地として都会に住む消費者との関係で成り立っています。現在のように都会の人が好む付加価値をつけるために農村が無理をして自らの環境や文化、社会を痛めつけるようでは、中山間地域はますます疲弊します。
そのため、風景や文化、社会を守りながら行う農業と消費者との良好な関係構築のための、価値観や制度に関する研究を行っています。

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石積み

中山間地域の農村風景をつくる棚田や段畑。これを支えているのはモルタルなどを使わない空石積みという技術です。コンクリートの技術が確立されてくるにつれ、この技術は衰退し、いまでは途絶えかけています。
しかしながら近年、持続可能性が開発のありかたとして重要になってくると、地域の石だけを使用する「空石積み」が、とくにヨーロッパにおいて持続可能な工法として再注目されるようになってきました。持続可能であるだけでなく、それが地域の材料を使うことで結果的に地域ごとの個性ある景観をつくり、地域の活力のもとにもなります。
そこで、空石積みの現代的価値、および技術の継承の方法について様々なアプローチから研究を進めています。

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